2007/1/14

ハケンの品格(水曜10時 日本テレビ)

訳あって「派遣社員」という立場で仕事に就いているものの、正社員よりもはるかに有能な「スーパー派遣」の活躍を描く(?)物語。
スーパー派遣・大前春子役に篠原涼子、彼女の相棒(?)のダメ派遣・森美雪役に加藤あい、彼らの担当となる主任に小泉孝太郎。
小泉孝太郎をこんな大事な役に抜擢したというところが、ある意味画期的なドラマだなと思いました。彼、俳優としてのポジションを確実に固めてますよね。


初回を見たところとしては、全体的に芝居がかっているなあという印象を受けました。
仕事は有能だけどものすごくドライな大前春子のキャラクターは極端すぎ。また彼女のはたらく大企業の社員のダメさも極端。この後、両者が互いを認め合ったりするような展開になっていくんでしょうけれども。あんまり極端だと、なんだかしらけてしまいます。

ドラマの背景には、「正社員=有能」「派遣社員=簡単なことしか出来ない人」みたいな価値観に疑問を投げかけ、働くことの意味を問い返したりしようという意図があるのかなと思います。そういう社会メッセージ的なものを提示したいんだったら、なおさらこのリアリティのなさはどうなんだろう?と思ってしまいます。

スーパー派遣・大前春子にも、まだいろんな秘密があるようなので、それが明らかになっていくにつれ、納得感が出てくればいいのかもしれませんけど。

という感じで、いいのか悪いのか、まだ微妙なところです。

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