去年映画化されて、話題になったようなならなかったような、微妙な感じの『スカイ・クロラ』ですが…これは原作の小説版。
なかなかよかったです。
詩的な雰囲気の、独特の静かさのある物語。一貫して一人称「僕」の視点で書かれ、すこし皮肉な表現の入った文体は、どことなく村上春樹を彷彿とさせます。たぶんなにかしら影響を受けてるんじゃないかと。
僕は本を読むのが遅い方ですが、この本は1日もあればさらっと読み終わります。あっさりのどごしがいいので、スルスルと読めてしまう…という感じです。
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