NANA/SAMURAI7
僕、基本的にドラマ大好きっ子ですが、実はアニメもちょい好きです。
…って、いまさらカミングアウトしなくてもばれてますね。
ドラマほど熱心にではありませんが、新番組が始まる時期になると、「なんか面白いの始まらないかな~」と、いくつかチェックしてみます。
ドラマだろうとアニメだろうと、そこには作り手の「表現意図」のようなものがたくさん詰まっていますよね。創造的なストーリー、創造的な映像表現、などなど。そういうものに触れて影響されるのが、僕は根源的に好きなのです。
アニメというと子供だましのように考える人もいるかもしれませんが、中には、下手なマンネリドラマよりよっぽど創造的なものもあります。
そんなわけで、ドラマ同様、アニメもまた、敬意を払って見るべきものと考えているわけであります。
さて、この春始まったアニメの中から、「お、こりゃちょっといいぞ」と思ったのを2本紹介します。(「創造的」かどうかはおいといて。)
NANA(水曜夜11:25 日本テレビ)
いわずとしれた、矢沢あい原作の人気コミックのアニメ化。
昨年、中島美嘉×宮崎あおい主演で映画化されたのも記憶に新しいですね。
原作は読んだことないんですが、映画のDVDをついこないだ見ました。なので、基本のストーリーは、なんとなくわかっています。
知らない方のために、念のためにさらっと説明しますと、アマチュアバンドのボーカルをつとめるかっこいいナナと、甘い恋を夢見るかわいこちゃんのナナ、まったく性格の違う二人のナナが偶然出会い、共同生活を送り、友情を育む…というようなストーリーです。
で、春から始まったこのアニメを見たわけですが…。
映画よりいいです、ぜんぜん。
いまのところ、最初に二人のナナの出会いが描かれた後、かわいこちゃんの方のナナ(通称「ハチ」)の過去が語られました。映画のように端折られていないせいか、ハチのキャラクターがより深く伝わってきます。「原作にはこんなエピソードがあったんだ…」と、映画とはまた違った新鮮な気持ちで見られています。
あと、絵がきれいなんですよね。
基本的には、原作の絵をアニメとして再現しているわけなので、原作の絵が優れているからなのでは、といえばそれまでなんですが…。
いわゆるアニヲタ向けの絵とはもちろんぜんぜんちがうので、抵抗なく見られます。
しかし、原作はまだ連載中だったような気がするんですが、アニメはどういう風に終わるのかしら?ストーリーは途中だけどなんとなく終わり…とかいうのはやめてほしいなあ。
SAMURAI7(金曜夜12:30 NHK総合)
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黒澤明監督の名作『七人の侍』を原作としつつ、設定を大胆に変えたオリジナルアニメ。
「この春始まった」といっても、過去に制作されたアニメがテレビ放送開始になったというもので、新作ではないようです。
映画『七人の侍』のストーリーは、もう言うまでもありませんよね。戦国時代、村を襲う野武士に対抗するため、農民たちが七人の侍を雇い入れる。そして、侍+農民の連合軍vs野武士の合戦がはじまる…そんなストーリーです。
まあ、実際に見たことはないんですがね。
さて、このアニメ版、どのような設定にアレンジされているかというと…。
農民を襲う「野伏せり」は、なんと機械なのです。空中を浮遊する巨大な機械。
描かれる街の風景も、パイプや電線が張り巡らされた、レトロフューチャー的な機械都市。和のテイストと機械文明が混ざり合った、独特の世界観です。
…というと、またアニメがわけわかんないことして…と呆れられてしまうかもしれません。実際、僕も最初はそう思いました。
が、見ているうちに、たちまち惹き込まれてしまいました。これは面白い!
今のところの展開は、村を助けてくれる侍を探すため、村を代表して街にきた少女・キララのもとに、ひとり、またひとりと侍たちが集まってきているところ。侍たちのキャラが立っていて、とてもかっこいいです。
これからさらにどんなふうに展開していくのか…目が離せません。
このアニメを制作しているのは、GONZOというスタジオ。
アニメ制作スタジオというと、まず誰でも思いつくのがジブリ。次に、ややマニア向けとして、『攻殻機動隊』の押井守を擁するProduction IGが有名。それらと並び称される…というところまではいかないかもしれませんが、GONZOもわりと有力なスタジオのようです。クオリティの高い3D映像を駆使した映像作りが得意のようです。(すみません、あんまり詳しくないんで、自信ないです。)
さすが、名のあるスタジオが制作しているだけあってか、映像のクオリティも高いです。
以上、この春のお気に入りアニメ2本の紹介でした。
よろしかったらご覧になってね。
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4月からの新作アニメの多さについていくのがやっとです。
週何本あるんだろう。
NaNaは、見てないけど漫画の評判も良いし絵と声がマッチしてたらいい作品になりそうだなぁと思います。
SAMURAI7は、BSでやってたのかな?
ニュータイプという雑誌に、1話だけDVDが付録で付いてきて、それを見てDVD版を検討したくらいです。
地上波で放送してくれてよかった。
GONZOは、おっしゃるように3Dとアニメの融合で有名になった製作会社です。「青の6号」や「LAST EXILE」など作っているところです。
最近はたくさん作りすぎているせいか、品質のばらつきが目に付きます。あと、GONZO作品はDVDの値段が高いです。
そういうこともあって、昔は好きな製作会社の1つだったのですが、最近はそうでもないです。
確かにいい作品もあるのですが・・・。最近では「Solty Rei」は良かったです。でもDVDは高いんだろうな。
投稿者: しむ | 2006年04月30日 11:45
SAMURAI7、調べて見たら、廉価版DVDが出るみたいです。2,940円。このままはまったら買っちゃうかも。やばい。止めてください。
投稿者: 14ch | 2006年04月30日 16:59
廉価版は知りませんでした。
止めろというのは、僕が買って貸せってことですか?(笑
でも、経済的に安定してきたら検討してしまいそう。
投稿者: しむ | 2006年04月30日 21:56
いやいや先生、なにをおっしゃいます。人に買わせて貸してくれだなんて、そんなこというわけないじゃないですか。
えーと、『ZガンダムⅢ』のDVD買ったら貸してほしいです。
投稿者: 14ch | 2006年05月01日 09:43