主人公を決めやがれ『クラッシュ』

クラッシュ

posted with amazlet on 07.08.30

東宝 (2006/07/28)
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最近映画の感想書いてなかったけど、いちおうちらほら見てはいたんですよね。

で、『クラッシュ』。
世間的な評価は高いらしいですが、僕的には、どこにどう感銘をうけていいんだかさっぱり。

複数の主人公たちが、それぞれの生活の中でちょっとずつ他の主人公たちと接点を持ち、それらが折り重なって物語が進んでいく…というスタイル。こういうスタイル、たまにありますね。『大停電の夜に』とかもそうですね。
このスタイル、僕はどうも好きになれません。生理的に合わない。誰に感情移入していいかわからない。「主人公をひとりに決めろよ」って思っちゃいます。

この映画が扱う「人種差別」というテーマを肌感覚として実感できていないっていうのも、心に響かなかった理由なのかも。