2006/7/18

タイヨウのうた(金曜10時 TBS)

色素性乾皮症(XP)という、太陽の光にあたることを許されない難病に冒された少女の生きる姿を描くラブストーリー。
シンガーソングライター・YUI主演の同名映画が公開中ですが、これはそのテレビドラマ版です。

このテレビドラマ版で難病の少女・雨音薫を演じるのは、『1リットルの涙』でもやはり難病の少女を演じて好感度大だった沢尻エリカ。
といっても、『1リットルの涙』では優等生的なキャラクターだったのに対し、今回はちょっとつっぱった感じのキャラクター。難病に冒されつつも、プロミュージシャン目指して力強く人生を生きているという設定です。

彼女と恋に落ちる少年・藤代孝治役には、『世界の中心で、愛を叫ぶ』でも恋人を失う悲劇の少年を演じた、山田孝之。こちらも、設定がかぶりますね、なんとなく。

こうしてみると、『1リットルの涙』や『世界の中心で、愛を叫ぶ』のファンを丸づかみしようという作戦か?なんていううがった見方もしてしまいたくなりますが…。
まあ、つい屁理屈こねてしまいましたが、ふたりとも、悲しいラブストーリーを見事に演じてくれそうな予感十分です。


第1回では、薫と孝治の出会いが描かれました。出会いといっても、薫の方は、孝治のことを窓から見ていたことがあるだかなんだかで、以前から知っていたという設定のよう。薫が弾いているギターは、孝治がゴミ捨て場に捨てていたものということのようですが、このギターにもなにかいわくがありそうです。そのへんはおいおい語られていくのでしょう。

また、薫の病気が、単に太陽の光にあたることができないだけでなく、次第に脳神経が冒されていくという症状も引き起こす病気であること、現在の医学ではその治療法が見つかっていないこと、薫の脳に萎縮の兆候がみられること…などが語られ、薫の命が残り少ないことがほのめかされます。
最終回には、やはり悲しい死が訪れるのでしょうね。


いままでにも書いてきましたが、僕は悲しいストーリーが大好きです。それも、ただ悲しいだけでなく、最後にガツンと救いの一撃をかましてくれるようなやつが大好きです。たとえば、薫が死んだ後、彼女の生まれかわりのヒマワリが一面に咲いてくれちゃったりすると、そこでダーっと号泣できてしまうわけです。(ありがちだけど…)
この設定、このキャスティング、まさにそんな僕好みの展開が期待できます。

しかも、このドラマが放送されるのは、毎クール名作を連発しているTBS「金曜ドラマ」枠。
とくれば、このドラマも名作であることが約束されているようなものです。というか、名作でなければならんでしょう。
僕的には、今クールの期待度No.1です。続きが楽しみ〜♪

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