ダンドリ。~Dance☆Drill~(火曜9時 フジテレビ)
成績の悪い女子高生が仲間とともに「ダンスドリル部」を立ち上げ、チアダンスに打ち込む姿を描く青春ストーリー。
神奈川県立厚木高校のダンスドリル部が全米ダンス選手権で総合優勝した実話を元にしているそうです。
内容は、夏の恒例『ウォーターボーイズ』の女の子版、という感じでしょうか。
ダンスドリル部を立ち上げる「ガールズ」の中心人物・相川要を演じるのは榮倉奈々。その相棒・末吉双葉役に加藤ローサ。
榮倉奈々は、よくも悪くも普通の女子高生っぽく見えますが、加藤ローサが女子高生というのは、ちょっと非日常的すぎる気が。まあいいですけど。
このふたりに加え、森田彩華、西原亜希、悠城早矢の3名が最初のガールズメンバー。名前いわれても、誰だかぜんぜんわかりません。ごめんなさい。
第1話では、憧れの先輩が出場するバスケットボールの試合を応援するために即席のチアガールを編成した要が、そこでチアダンスの魅力に気づき、再び仲間を集めるまでが描かれました。
相手高校の見事なチアダンスに圧倒され、自分たちの即席チアダンスを恥じて腰が引けてしまう要たち。
試合は押される一方で、すっかりあきらめムードの応援席。
しかし、負傷した憧れの先輩を力づけるため、なりふりかまわず心からの応援を送り始める要。その姿に、応援席の心がひとつになり、力強い応援が復活。その応援に応え、一気に巻き返すバスケットボールチーム。
結局試合は相手チームにあと一歩及ばなかったものの、敗れた選手たちは応援席の前に整列し、ひとこと。「すばらしい応援、ありがとうございました!」
こういう展開は、お約束通りかもしれませんが、そのストレートさについうるっときてしまいます。
この後はおそらく『ウォーターボーイズ』同様、周囲に認めてもらえなくて葛藤し、くじけそうになりながら仲間と助け合い、そのうち周囲に認められて仲間が増え、ダンス選手権に挑み…という感じで展開していくのでしょう。そのへんもたぶん、お約束通りかと。
ですが、こういうのは、そういうふうに展開が読めてしまうからつまらないというものではなく、描かれる青春の場面のひとつひとつに共鳴し、すがすがしい気分になって楽しめれば、それでいいんだと思います。
そういう意味では、第1話からかなりすがすがしい気分にさせてくれたこのドラマ、この先も楽しみにしていいんじゃないかと思っています。
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