2008/2/ 9

小笠原に行かんと欲す

父島眺望

「小笠原がいいらしいですよ」

後輩の子といっしょに飲みにいった席にて。その地名は唐突に現れました。

勤続10年のリフレッシュ休暇の取得期限があとすこしで切れる1月半ば。担当している2サービスのリリースを間近に控え、とても休めるはずないとあきらめていましたが、たまたま仕事の切れ目ができそうになったため、急遽休みを取ることにしました。とはいうものの、急なことだったので、特にどこに行く予定もありません。

「どっか行くんですか?」
「まだ決めてないんだけどさ。星、見たいんだよね」
「それなら、小笠原がいいらしいですよ」

小笠原。「鳥も通わぬ」といわれた八丈島の、さらにはるか南。船で片道20時間以上かかる、絶海の孤島。

「クジラとかイルカとか、そのへんにふつうにいるらしいですよ」

そんな話を聞いているうちに、なんだかだんだん心惹かれてきました。
後輩のその子自身は小笠原に行ったことがあるわけではなく、以前友達から聞いたという又聞き情報なのですが。

小笠原というとまっ先に思い出されるのは、昔一世を風靡したドラマ『熱中時代』。熱心な小学校教師・北野広大先生(水谷豊)と生徒たちとの交流を描いたドラマ。当時大好きだったドラマです。
その第2シリーズのラスト、北野先生は別の学校に赴任することになります。その赴任先が「小笠原」。僕の中に「小笠原」の地名が記憶されたのは、おそらくそれが最初だったと思います。

その小笠原に行く。

いままで考えたこともありませんでしたが、聞けば聞くほど、それは魅力的な計画のように思えてきました。


そしてその翌週には旅行の手配をし、さらにその翌週には小笠原に旅立つことになるのですが…。

これから数回に渡って、その小笠原旅行について書きます。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://14ch.jp/mt/mt-tb.cgi/590

コメント

いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。

前の記事:« KOKIAさんがいい
次の記事:» おがさわら丸をなめるな

www.flickr.com
This is a Flickr badge showing public photos and videos from 14ch. Make your own badge here.