エロくともまっすぐ生きろ『雲のように風のように』
これがエロい(汗)。
お話は、中国に似た、架空の歴史上の王朝を舞台にしたもの。滅び行く王朝で、最後の皇帝の正妃となった天真爛漫な田舎娘・銀河が、後宮の女官たちを組織して反乱軍に最後の抵抗を挑み…という物語。
お話は切なくておもしろいです。
が、エロい。
後宮という、つまり皇帝の子どもを作るために集められた女官たちを描いているので、どうしてもそういう部分に触れざるを得ないわけですが…。
作者、必要以上にエロを楽しんでお書きになっているご様子。
あまりにエロかったので、隣の若者にこの本を貸すとき「エロ本読む?」ときいてしまったくらいで。
で、このエロい原作をアニメ化したのが、最初に挙げたアニメ。
最初、買う気はなかったんですが、Amazonのレビューを見たら、なんかえらい絶賛されてて。
昔テレビで放送されたのを見た人が、そこでの感動を忘れられなくて、後日このDVDの存在を知って驚喜しているらしく。
僕は同僚にすすめられるまで聞いたこともなかったんですが、どうやら知る人ぞ知る名作、ということのようですね。
そんなに名作なら、と思って購入したわけですが。
んー。いいところと悪いところ、半々かな?
原作であまり描かれない銀河のキャラクターが、アニメでは生き生きと描かれてますし、キーパーソンである敵将・渾沌も魅力的。それはいいんですが…。
ちょっと端折りすぎ、かな?
原作のエロの部分が一切省かれていて、けっこう根幹の部分がぼやけてしまっている気も。
原作を読んで、ちゃんと背景を理解した上で、不足部分を頭の中で補足しながら見れば、まあいいかなと。
すすめてくれた同僚によると、昔テレビで放送されたものは、3時間くらいのはるかに長い作品だったとか。(しかも、民放の放送にも関わらず、3時間CM抜きで放送されたとか!)
テレビ放送版では、原作にあったエロの要素もある程度盛り込まれていたらしいです。
DVD化にあたって、エロ抜きに大幅編集されてしまったのでしょうか。残念。
や、エロが見たかったって話じゃないですよ!原作の重要なエッセンスが抜けてしまったのが残念ってことですよ!
ちなみに、すすめてくれた同僚は、この物語の主人公・銀河の生き様に憧れているらしく。やんちゃでまっすぐに生きているところが好きなんだとか。本人、飾り気のないさっぱりした性格の女子なので、確かに納得。
これが仮に、化粧の濃い計算高い女が、
「わたしー、銀河?こういうコになりたいっていうかー。ほら、わたし、いいたいことははっきり言う人じゃない?けっこう銀河に似てると思うんだよねー」
とかいってたら、ほんとムカついてたと思うんですけど。
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おっと、トラバありがとうございます。
お勧めしたのに、あまりにエロくてたじろいでしまいました(笑)
こんなのを平気で読んでいたわが高校時代。
恐るべし。
それにしても、エロエッセンス、確かにアニメではなかった。
テレビでやったのより、きっと編集されたんだと思うんだけどね。
だって、頭に鮮明によみがえるんですもの。
おしいなぁ、おしい。
あのイッちゃうシーンね。うんうん。
って!!!
そこじゃないから、この物語のよさは。ホントニ。
まったく、ついうっかり
ここにコメント残すことで
通りすがりの方がどんなに私が
エロいと思うじゃないですか。
もーーーー。
投稿者: hucco | 2007年10月22日 23:01
「イッちゃう」って、あーた。。自称「淑女」が、そんなこといっちゃいけません!めっ!エロエロなのがばれちゃう!
投稿者: 14ch | 2007年10月23日 12:53