Webデザインと私: 孤独の賭け〜愛しき人よ〜（木曜10時　TBS）

「私の体を担保に2000万円貸してくれ」

そんなスキャンダラスなセリフを吐くシーンがCMで流れたこのドラマ。
タイトルからみても、これはシリアスなドラマなんだろうなあ。。

…と思っていたのですが、ドラマ開始早々、どこぞのスパイ映画のようなBGMが流れ出し…。
「あれ？これはコミカル調ドラマ？」
いきなりよくわからなくなってしましました。

シリアスか、コミカルか。判断のつかないまま、半信半疑で見続けたわけですけれども。

まあ、最後まで見た印象としては、たぶんこれはシリアスなドラマなんでしょう。

叔父への復讐のため、自分の体を担保に2000万円を借り、ファッションブランドの入手を企てる女・乾百子（長谷川京子）。彼女の企てに乗り、ビジネスとして彼女と手を組むドライな実業家・千種梯二郎（伊藤英明）。金でつながった2人が、互いに利用したりされたりしながら、どうにかこうにかなっていくんでしょう。

個人的な予想としては、破滅的な結末が待っているのではないか…そういう展開になってほしい、という願望もこめて。

ただ、どうにもその“シリアスさ”にいまいち感情移入し切れませんでした。

理由のひとつは、冒頭にも書いたBGMの件。どうも、シリアスさを邪魔している気がしてなりません。

そしてもうひとつの理由が、長谷川京子の演技。なんか、シリアスに見えないんです。真剣に復讐したいとか、大金賭けた勝負に出ようとか、そういう状況に置かれた人には見えない。PIXUSのCMに出ているのと違わない印象を受けてしまうんですよね。

そんなこんなで、裏番組の『わたしたちの教科書』との勝負でいうと、ちょっと負けているかなあ、という気がいたします。自分の中での当初の期待は、こちらのほうが高かったんですが。。

孤独の賭け〜愛しき人よ〜（木曜10時 TBS）