演歌の女王（土曜9時　日本テレビ）

「女王」こと大河内ひまわりは、昔1曲だけ小ヒットを出したことのある、売れない演歌歌手。ギャンブル好きのダメ男・ヒトシ（原田泰造）に騙され続けたり犬のウンコを踏み続けたりと、不幸を絵に描いたようなキャラクター。

この先の展開として、ひたすら不幸な道を歩み続けていくのか、不幸に遭っても人を信じ続け、幸せをつかんでいくのか…。
まあ、なにかしら幸せになるんじゃないかとは思いますけど。

天海祐希の演じるコミカルなキャラクターは好きなので、そういう意味ではこのドラマは期待大なんですが、今回はなんかこう、パキッとしたかっこよさがないんですよねえ。みじめならみじめなりにも、どこかに胸がスッとするような強さが感じられるといいんですが、いまのところひたすらみじめというか。そのへんでちょっと気持ちが乗り切らなかった感じです。

出演者的にも、ジャニーズをはじめとしたイケメンが定番化したドック枠としては、今回はえらい地味。ちょいと地味過ぎやしませんかいと。

そんなわけで、どこか爽快感が欠如している印象のこのドラマ。いちおう見続けてはみますけど、どうかなあ。