2006/10/22

僕の歩く道(火曜10時 フジテレビ)

10歳児程度の知能しか持たない自閉症の青年が、動物園の職員として働き、周囲を変え、自分自身も成長する…というような感じの物語(たぶん)。
余命わずかな教師が生と死と向き合う姿を描いた『僕の生きる道』、人を寄せ付けない男が心を開き、人との絆を取り戻す姿を描いた『僕と彼女と彼女の生きる道』に続く、三部作の最終作だそうです。

第1回を見そびれてしまったので、第2回を見た感想です。

自閉症の青年・大竹輝明が、動物園の仕事でトラブルを起こし、周囲の人間の無理解で辛い目に遭い、母親の意向もあって退職しそうになるものの、人並みはずれた記憶力を持っていることが判明し、正式採用されることに…というのが第2回のストーリー。

自閉症の人間にも人より優れたところはあるし、「普通」の人間にも欠けているものがある。誰もが完全だし、誰もが不完全。そんあメッセージが込められているように思います。
下手に「障害者救済」的なメッセージを発してしまうと逆に反発を食らうデリケートなテーマですが、果敢に挑戦していますね。


草なぎ剛演じる自閉症青年は、わざとらしくなくいい感じです。(といっても、自閉症というものがそもそもどういうものかよく知らないのですが。)

周りを固める役者さんには、小日向文世、大杉蓮、長山藍子など、前2作の出演者が。前2作とのつながりを強調することで、前2作のファンを引きつけようってことかしら?ちょっと鼻につきますが、まあいいか。


派手さはなく、淡々と描かれる感じですが、前2作も静かな描き方が感動を呼ぶスタイルだったので、今作もそういう感じなんでしょうね。初回の視聴率も高かったそうで。期待して見続けます。

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