Dr.コトー診療所2006(木曜10時 フジテレビ)
2003年に連続ドラマとして放送され、2004年にスペシャルドラマが放送された『Dr.コトー診療所』の続編。
スペシャルのラストでは、まだまだこれから続きそうなにおいが漂っていましたが、あれから2年、やっと続編の登場ですね。当然見ないわけには参りません。
今回は、コトー先生に憧れ、医者を目指して私立中学を受験した剛洋、乳ガンを宣告された彩佳、彩佳に代わって志木那島診療所に赴任してきた看護士・ミナ…といった登場人物を中心に話が展開していくようです。
彩佳の代わりに新しい看護士が来る設定ということで、彩佳を演じる柴咲コウはフェードアウトするということかな?と予想してましたが、引き続きキーパーソンとして登場するということでひと安心です。
コトー先生を演じる吉岡秀隆をはじめとしたキャストは、前作と同じく安定感十分。抑えの利いたセリフ、演技、演出は、ほかのドラマにはない味わいがあります。
与那国島ロケで撮影された志木那島の風景も、やはり前作同様美しいです。
「なんだかなあ」と思ってしまうのは、やたらと重病人やらけが人やらが登場すること。医療ドラマということで仕方ないんでしょうけど、ちょっと突き飛ばされたくらいですぐに外科的措置をしないと死んでしまうほどの状態に陥るというのは、ちょっとリアリティに欠ける気も。コトー先生が来る前に島民が全滅しなかったのが不思議です。
まあそこはドラマということで、割り切って見ることにしますけれども。
前作の連続ドラマでは、1話完結の色が濃い構成でしたが(特に序盤)、今回はロングスパンのストーリー展開の色も強そうだと予想。そういう意味で、前作よりもいっそう面白くなっているんじゃないかと期待しております。
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