2006/1/16

七海ちゃんに賭ける

いま話題になっている七海ちゃん。

ななみちゃんを救う会

生まれつき腎臓がひとつしかなく、そのひとつの腎臓も機能不全の赤ちゃんです。血液透析による延命を続けていますが、乳児が血液透析だけで生き続けるのは非常に困難で、2月末に生きている可能性は1%以下とのこと。
で、現在、アメリカにて腎臓移植手術の待機中ですが、保険のきかない海外で移植手術を受けるには、9000万円という超高額の費用がかかるとのこと。ついては、その手術費用を募金でまかなおうという趣旨の取り組みが行われているわけです。

さて、ふと思い立ち、僕も募金してみました。
金額は「5本」です。

500円?

いやいや。

50円。

いや、そっちじゃなくて。

5000円!?

Yes.

5000円という金額は、今年の正月に姪っ子にあげたお年玉と同額です。
それ以上募金すると姪っ子に悪い気がしたので、この額にさせていただきました。

          *

ところで、なんで募金しようと思ったか、という話を書きます。

「難病に苦しむ子供を救う」というテーマの共通性から、前クールのドラマ「1リットルの涙」にいたく感動したというのも理由のひとつとしてなくはないかもしれません。
が、そういうの抜きにしても、こういう話を聞いてしまうと、「助かってほしい」と願うのは、普通の人間の心理ですよね。

ただ、遅くとも2月末までに9000万円集めなければならず(もちろん2月末を待たずに亡くなってしまう可能性だってあるでしょう)、仮に9000万円集まったとしても治療が成功する保証もないという状況では、助かる見込みは高くないのでは、と正直思います。

仮に助からなかったとします。「ああ、残念だったね」と僕は思うでしょう。でも、たぶんそれだけでさらっと流してしまうでしょう。なぜなら、所詮は他人事だからです。

不謹慎なようですが、それでは「つまらない」と思ったんですね。
どうせ奇蹟を願うなら、自分のことのように本気で願ってやろうじゃないかと。

募金をして、結果として七海ちゃんが助からなかった場合、募金したお金は当然無駄になるわけです。
募金すれば、「お金を無駄に捨てたと思いたくない」という思いから、より強く奇蹟を願うのは当然です。
重ね重ね不謹慎を承知でいうと、僕は七海ちゃんに「賭け」をしたのです。「賭けに勝ちたい」という思いによって、七海ちゃんに奇蹟が起きることを本気で願おうと思ったわけです。

5000円ぽっちで「本気で願う」なんておこがましいかもしれませんが…どうか、賭けに勝てますように。

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 腎臓の移植手術が必要な七海(ななみ)ちゃん。本人はまだ赤ちゃんだから、今の状態がどういうことかわかっていないかもしれませんが、お父さんとお母さんの気持ちを考えると、なんとしてでも元気になって欲しい。... [詳しくはこちら]

» ネットワークが七海ちゃんを救う from Let's家計簿☆気ままにブログ
先日こちらの記事で書いた七海ちゃんですが、本日の段階で募金総額が7000万円を超えた模様です。目標金額にはまだ届いていませんが、とりあえず病院へのデポジットと現地滞在費用はクリア!早く渡米できると...... [詳しくはこちら]

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