2006/1/15

夜王~YAOH~(金曜10時 TBS)

歌舞伎町のNo.1ホストクラブ・ロミオを舞台に、No.1ホスト=「夜王」にのし上がることを夢見る駆け出しホスト・的場遼介の奮闘を描くドラマ。原作は、倉科遼/井上紀良の同名マンガ。

このドラマ、2005年5月に放送されたスペシャルドラマの続編にあたるらしいです。連ドラ放送後に続編がスペシャルドラマとして放送されるパターンはよくありますが、逆のパターンはめずらしい気がします。そのスペシャルドラマ、年末だか正月だかに再放送していましたが、見そびれました。そのせいもあってか、第1話を見ても、今ひとつ気持ちが入らない感じです。どういうシチュエーションなのか、いまいち理解し切れてない感じというか…。

主人公・的場遼介(松岡昌宏)は、お客のことを真剣に考え、正面からぶつかり合おうとする、ホストとしては異色の存在という設定。ホストという設定でこういうキャラクターはあんまりなかったのかもしれませんが、ホストということを抜きにしたら、まあわりとありがちなキャラクターなのかな、と思います。

第1回は、エステサロン経営者が昔からの仲間をクビにしようとしているのを諌め、思いとどまらせることには成功したものの、お客と衝突する遼介のやり方が店で問題視され、オーナーから「3カ月でロミオのNo.1にならなければクビ」という条件を出されるという展開。この先はおそらく、お客とのぶつかりあいを重ねながらもその心をつかみ、No.1にのし上がっていく様が描かれるのでしょう。このあたりも、わりとありがちな状況設定という気がします。

描かれる状況が完全にホストの世界に限られているので、そういう世界に馴染みのない身としては、あんまり共感を抱けません。そんなわけで、第1回が終わるまで、正直けっこう退屈でした。

が、エンドロールを見ていてびっくり。そこには「チーフプロデューサー 貴島誠一郎」の名が!貴島誠一郎といったら、伝説の名プロデューサーですよ。僕のいちばん好きなプロデューサーさんです。彼が手がける作品となったら、どれだけありがちだろうが、どれだけ共感を抱けなかろうが、見ないわけにはまいりません。騙されたと思って見続けさせていただきます!

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