Webデザインと私: アンフェア（火曜10時　フジテレビ）

スタンドプレーの多い問題児だが、検挙率No.1のエース刑事にして、バツイチ・子持ちの女・雪平夏見が、小説の予告どおりに起こる奇妙な殺人事件に立ち向かうサスペンス。秦建日子さんという方による『推理小説』という小説が原作になっているそうです。
正直、あんまり期待してなかったんですが（なにしろ「鬼嫁日記」の後番組だし…）、第1話を見た感想としては、結論からいうと、けっこう面白そうです。

主人公・雪平を演じるのは篠原涼子。クールな刑事にして気の強いアネキという設定に、非常に合っていると思います。
しかしこの人、歳をとるごとにどんどん魅力的になっていく気がします。アイドル出身だと、ある程度の歳になると過ぎると賞味期限が切れるのが普通だと思いますが、この人の場合、逆にどんどん活躍の場が広がっていますね。

第1話では、第1の殺人、そして小説によって予告された第2の殺人が描かれます。そして有名作家のゴーストライターを務める男の存在が、最初の犯人候補として視聴者に示されます。
でもこの犯人候補は、おそらく犯人じゃないんでしょう。「予告殺人」という冷静・冷徹な行為に反して、この犯人候補はあまりに衝動的で無計画です。
今後はおそらく、さまざまな犯人候補が現れ、その中から本当の犯人が浮かび上がってくるところが描かれていくのだろうと思います。まだ犯人候補になりそうな人がそうそう出てきているわけではないので、「犯人は誰だろう？」と今から予想するような楽しみ方はできませんが、「小説による予告殺人」という事件の謎めき方が魅力的なので、今後の展開がついつい気になってしまいます。
演出面もけっこういいです。たとえば女性が誰かにつけられるシーンでは、BGMもあいまって、とてもドキドキさせられました。不自然でしらけたりするような演出がなく、すんなり見られます。

そんなわけで、今後もぜひ期待して見させていただこうと思っております。