今クールのテレビドラマレビュー(2005夏)
前クールに引き続き(誰も期待してないとは思いますが)、ドラマのレビューを書きます。
今クールは、週4本見てます。前クールは5本見ていましたが、今クールもわりとよく見ている方です。
今クールは、映画化された作品のテレビドラマ化が目立っているように思います。「いま、会いにゆきます」「海猿」「がんばっていきまっしょい」「電車男」。始まる前はわりと、あれも見よう、これも見ようと思っていたんですが、いざ始まると意外とつまらなかったりして…。
というわけで、見ているのは4本ですが、ちょっとだけで見るのをやめてしまったのも含め、計6本のレビューを書きます。
「いま、会いにゆきます」(日曜9時 TBS)
言わずとしれたベストセラー小説&大ヒット映画のテレビドラマ化です。
小説は読んでいないし、映画も見ていないんですが、やはり気になって見始めました。
が…。
どうもピンと来なくて、結局見るのをやめてしまいました。
なにが気に入らないかといって、主演・成宮寛貴の表情です。切なげな表情?なんだかどうだかよくわからないんですが、なんかすごくわざとらしく見えて…。
相手役のミムラも、清楚な感じ?の今回の役にはちょっと合っていないような気が。どっちかというと元気のある女性の役の方が合っている気がします。
映画の監督である土井裕泰さんという人は、たしかTBSのディレクターさんだったと思います。僕の好きな「青い鳥」というドラマでも演出を担当していたような記憶が。でも、やはり今回のドラマ版の演出は担当していないようです。もし参加してくれていたら、ちょっとポイント高かったんですが。
「スローダンス」(月曜9時 フジテレビ)
映画作りを志しながら諦め、自動車教習所の教官をしている主人公(妻夫木聡)と、30を過ぎて自分の今の立場と将来に悩むヒロイン(深津絵里)を中心に描かれるラブストーリー(たぶん)。題名の通り、なんということもない出来事がなんとな~く流れていく感じのドラマです。
月9で、妻夫木主演で、ラブストーリーということで、またありがちなのが始まるのかなーと半信半疑で見始めたのですが、まあまあ面白いです。というか、どこがどう面白いかと冷静に考えるとよくわからないのですが、見ているとなんとなく心地よい、という感じでしょうか。
本来やりたいことをやらずに悶々としている男という妻夫木の役どころは、「ロング・バケーション」のキムタクと似ているな、となんとなく思いました。たぶんこのドラマでもロンバケ同様、最後には妻夫木が映画作りの夢に向かって再スタートを切るのでしょう。
(なんだか、過去のドラマにパターンを当てはめてみたくなってしまうのです。)
毎週続きが楽しみ!というほどでもないんですが、見るのが苦になるということもないので、きっと最後まで見るでしょう。
「海猿」(火曜9時 フジテレビ)
同名の漫画を原作とする映画の続編。テレビドラマの続編が映画として公開されることはよくありますが、逆のパターンは珍しいですね。
映画では、主人公・仙崎(伊藤英明)が海上保安庁の潜水士を目指し、訓練学校で訓練を受けるところが描かれました。今回のドラマでは、めでたく潜水士となった仙崎が横浜に配属され、実戦を経験していく様子が描かれています。
職業ものというと、嘘くさかったり、妙に熱くてしらけちゃったりするのかなあと思いつつ、映画を見た(DVDでですが)行きがかり上、いちおう見ておくか…という気分で見始めたんですが…おもしろいです、これ。
たしかに予想通り妙に熱いんですが、なぜかしらけずにさらっと見られるんです。
伊藤英明の「変な奴っぷり」もなんとなく愛せる感じです。
映画→ドラマときて、その先もまだ続きそうな雰囲気ですが、こうなったら毒を食らわば皿まで、最後まで見てやろうと思います。
「がんばっていきまっしょい」(火曜10時 フジテレビ)
知らなかったんですが、昔田中麗奈主演で映画化された作品だそうです。
火曜10時の枠はパッとしたドラマが少ない(ような気がする)ので、まったくノーマークでした。が、たまたまうちのコクーンが録画してたのをたまたま見たら、けっこう面白くて見始めてしまいました。
内容は、成績の悪い女子高生(鈴木杏)が廃部となっていた女子ボート部を復活させ、部活に打ち込む様子を描いた青春ドラマです。
設定としては、よくいえば王道、悪くいえばありきたりですが、あまりに直球な青春が、汚れたおじさんの心にはすがすがしくさえあります。
このドラマに、ボート部の仲間のひとりとして相武紗季が出ているんですが、「え、こんなにかわいかったっけ?」というくらいかわいいです。萌えました。ミスタードーナッツでもOCNでも萌えなかったのに。
おなじくグラビアアイドルの岩佐真悠子もでていますが、そんなのはどうでもいいです。相武紗季一本でいかせていただきたいと思います。(何を?)
というわけで、これも最後まで見るでしょう、間違いなく。
「幸せになりたい!」(木曜9時 TBS)
貧乏で借金をかかえた女子高生・浅田ひかり(深田恭子)が、テレビ局のドラマプロデューサー・永井雅子(松下由樹)に見込まれてアシスタントプロデューサーになり、活躍する(たぶん)物語。
主人公が貧乏→大企業のビルのメンテナンススタッフをしているところを偶然が重なってその大企業に就職→立身出世(?)
…という設定が、昔のドラマ「お金がない!」や前クールのドラマ「恋におちたら」を思い出させます。
が、似ているのは最初だけで、この2作のように立身出世がテーマではないようです。わりと普通に、日々がんばる様子を描いている感じです。
借金取り(鶴見辰吾、忍成修吾)がいい味を出してます。借金取りなのに妙に親切で、深田恭子が困っているところを助けてくれたりするのですが、なんとなくおかしくて笑えます。
…いざ見どころを探すと、あんまり思いつかないんですが…。まあ、なんとなく見ていて楽しいので、いちおう最後まで見ようかと思ってはいます。
「電車男」(木曜10時 フジテレビ)
これは、実はほとんど見ていません。テレビをつけたらちょうどやっていたので見てみた、ということが数回あるのですが…。
何度見ても、ちゃんと続けて見ようという気になれない理由は…。
電車男ならではの「ネットの住人」が2ちゃんねるに書き込みする様子がしばしば描かれるのですが、そういうシーンのセリフ(書き込みしている人の心の声?)が妙に感情を込めすぎていてしらけるから、なのです。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
とかを感情込めて叫ばれても…。
こういうのって、無機質な文字情報として淡々と出てくるから面白いってとこがあると思うんです。
映像化するとき、こういうのをどんなふうに描くかって、けっこう難しそうです。
あと、主役の伊藤淳史は大抜擢ですが、エルメス役の伊東美咲と身長があまりに釣り合わず、見ていて痛々しいです。それも続けて見る気になれない理由のひとつですかね。
以上、そんな感じでお送りしたドラマレビューでした。ああ疲れた。
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とても分かりやすく参考になる解説です。
テレビの連続ドラマを続けてみるのは、今の仕事のスタイルだと結構むずかしいものです。結局週末のドラマが中心になっています。
「女王の教室」(フジテレビ)を最近見ています。
ところで、今日は「ウォーターボーイズ」のスペシャルの後編をみました。このところ夏の風物詩になっている「ウォーターボーイズ」。
ひとつのことをみんなでやり遂げるって、素敵ですね。毎年感動しながら見ています。
投稿者: 紘麻 | 2005年08月21日 00:11
紘麻さん、ありがとうございます。
僕も「ウォーターボーイズ」見ました。
一昨年、昨年と連ドラとして放送されたやつは見ていないんですが、今回はスペシャルということで、なんとなく気になって見てしまいました。
いやー、なかなかよかったです。
シンクロシーン、見せ場の「櫓」の出来は「?」でしたが、最後に田中君が島を去っていくシーンにうるっときました。
投稿者: 14ch | 2005年08月21日 17:24