2005/8/ 4

相合傘

日本生命のCMでこんなのをやってました。

               *

(雨。建物の出口に女性が立っている。そこへ男性登場。)

男性「傘、持ってないの?…駅まで入れてこうか。」
女性「…いいんですか?」

(そこへ男性の上司登場)

上司「おう!いいところにいた。駅まで入れてくれ。」
男性「あ…。(傘を差し出し)これ使ってください。」
上司「すまんな!」

(うつむく女性)

男性「違うんだ。…実は俺…。」

(男性、もう一本の傘を取り出す。女性、微笑む。そして相合傘をして帰っていく二人。)

               *

ここで気になるのは、「男性は傘を2本持っていたにもかかわらず、1本しか持っていないフリをして相合傘を提案した」という点です。男性に下心があったことは明白です。

さて、そこでさらに気になるのは、もう1本の傘を借りるのと相合傘をするのとでは、女性にとってはどちらの方が嬉しかったのだろうということ。
映像を見ていると、女性の方も男性に気があるように見えるので、ひょっとすると傘を1本借りるより相合傘をする方が嬉しかったのかもしれません。

なんでそんなことを気にするかというと…。

同じようなシチュエーションに遭遇したことがあるのです。

会社を出るとき、急な雨で傘がなく、建物から出られない女の子がいました。その子のことが僕は好きでした。
僕は幸い傘を持っていました。それも、CMの男性と同様2本持っていました。
その子は僕を見つけると、「駅まで入れて」と僕にいいました。

そこで僕は黙って相合傘をすればよかったのかもしれません。が、咄嗟に「2本持ってるから貸してあげるよ」と言ってしまいました。そのようにして僕は、好きな子と相合傘をするチャンスを逃してしまったわけです。

その子の気持ちはどうだったんだろう?普通に考えたら1本傘を借りる方が嬉しいはず。でも、ひょっとして…?僕はあのときどうすべきだったんだろう?

こういうときの女性の心理ってどうなんでしょうね。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://14ch.jp/mt/mt-tb.cgi/390

コメント

このCM。僕好きです。

下心をさらっとばらしちゃったことがこの話の肝ですよ。
ただ、この場合二人ともベクトルが相手に向いてたから、ハッピーな話になったんでしょうねえ。

そうかー。ベクトルねえ。

誰かかわいくてやさしくて頭のいい子が僕にベクトル向けてくれないかしら。

前の記事:« 回文のおもひで・2
次の記事:» Salyu『landmark』

www.flickr.com
This is a Flickr badge showing public photos and videos from 14ch. Make your own badge here.